Cafe Create Lab.代表の三瓶です。 「開業設計ノート」では、カフェ開業に役立つ情報をお届けしています。
前回の記事では、カフェのメニューは増やしすぎない方が良いというお話をしました。メニューを絞ることで、お店の特徴が伝わりやすくなり、運営も安定しやすくなるからです。
そしてメニューを考えるときに、必ず一緒に考える必要があるのが「誰のためのカフェなのか」という視点です。
今回は、このテーマについてお話します。
ターゲットが曖昧だとお店の方向が決まらない
カフェ開業の相談を受けていると、「どんなお店にしたいですか?」という質問には、皆さんとても楽しそうに答えてくれます。
自分の好きなコーヒーを出したい
自分の好きな料理を出したい
落ち着いた空間を作りたい
その想いはとても大切です。 カフェという仕事は、そういった想いから始まるものだと思っています。
ただ、もう一つ必ず考えてほしいことがあります。 それが「誰に来てほしいお店なのか」です。
カフェ開業の相談を受けていると、ときどき「いろいろな人に来てほしいです」という答えを聞くことがあります。
もちろん、多くの人に来てもらえたら嬉しいものです。しかし最初から「誰でも来てほしい」と考えてしまうと、お店の方向性がぼやけてしまいます。
そして万人に選ばれるお店を作ろうとするとファミレスには勝てません。個人カフェはある特定の人に必ず選ばれるお店になることが大事です。
ターゲットが決まるとお店の設計がしやすくなる
例えば、近くで働く会社員がランチで利用するカフェなのか。 それとも休日にゆっくり過ごす人のためのカフェなのか。 この違いだけでも、お店の作り方は大きく変わります。
ランチ利用が中心であれば、料理の提供スピードが大切になりますし、休日にゆっくり過ごすカフェであれば、空間の居心地の良さが重要になります。メニューの内容も、価格も、席数も、内装の雰囲気も変わってきます。
つまり、「誰のためのカフェか」が決まると、お店の方向性が自然と決まっていくのです。
最初は「この人のためのカフェ」でいい
私がこれまで見てきた中でも、長く続いている個人カフェには共通点があります。それは、お店の売りや方向性がとてもはっきりしていることです。
「このお店はこういう場所だよね」 そうお客様に伝わるお店は、自然と常連さんが増えていきます。
逆に、誰に向けたお店なのかが曖昧な場合、メニューも空間も方向性が定まらず、お店の印象がぼやけてしまうことがあります。
だからこそ私はカフェ開業の支援を行うとき、最初に「どんな人に来てほしいお店なのか」という部分を丁寧に整理していきます。
Cafe Create Lab.では開業サポートする際、一番はじめに「コンセプトブック」というものを作ります。このコンセプトブックはカフェを作る時、そして運営が始まってからも全ての指針になる大切なものです。 詳細はまたご紹介しますが、このコンセプトブックを作る際も、一番大事なのがターゲットを明確に決めることです。
そこが決まると、メニューの内容も、価格も、空間づくりも、SNSの発信も、すべてに一貫性が生まれます。
カフェを作るときは、「何を出すか」だけでなく「誰のためのお店なのか」を考えることがとても重要です。
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