2026/10/15

カフェの食材管理、最低限これだけやればOK

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カフェの食材管理、最低限これだけやればOK

Cafe Create Lab.代表の三瓶です。
「開業設計ノート」では、カフェ開業に役立つ情報をお届けしています。

以前の記事「カフェのメニューは何種類がベストなのか?」でも少し触れましたが、メニューを増やしすぎると食材ロスが出やすくなる、という話をしました。今回はそこからさらに踏み込んで、開業準備中の方からよくご相談いただく「食材管理って、結局どこまでやればいいの?」というテーマについてお話しします。

結論から言うと、小さなカフェの食材管理は、最低限この3つだけやっておけば大丈夫です。

  • ① 在庫を「見える化」する

  • ② 発注のルールを決める

  • ③ 先入れ先出し&期限管理を徹底する

それぞれ、なぜ大事なのかを順番に見ていきましょう。

そもそも、なぜ食材管理が大事なのか

カフェの原価率はおおよそ30%前後です。つまり、売上を伸ばすことと同じくらい、「食材を無駄にしないこと」が利益に直結します。

実際、開業後の相談で多いのが「売上はそこそこあるのに、なぜかお金が残らない」というものです。その原因を一緒に見ていくと、捨てている食材(廃棄ロス)が想像以上に多いというケースが本当によくあります。

食材ロスは、いわば「気づかないうちに毎日お金を捨てている」状態です。だからこそ、難しい仕組みは要りません。最低限の管理を「仕組み」にしてしまうことが一番大切です。

① 在庫を「見える化」する

まず最初にやるべきは、今ある在庫を把握できる状態にすることです。

食材ロスが多いお店に共通しているのは、「冷蔵庫の中に何が、どれくらいあるか」を感覚で管理していることです。これだと、

  • 同じ食材をダブって発注してしまう

  • 奥に眠っていた食材を腐らせてしまう

  • 何が足りないのか直前まで分からない

といったことが起こります。

おすすめは、難しい在庫管理アプリよりも、「定位置を決める」+「営業後に冷蔵庫を写真で記録する」くらいのシンプルな方法です。これだけで、発注前にスマホを見るだけで在庫が分かるようになり、ムダ買いが一気に減ります。

② 発注のルールを決める

2つ目は、「なんとなく多めに」をやめて、発注の基準を決めることです。

食材ロスの最大の原因は、実は仕入れすぎです。「足りないと困るから」と多めに発注し続けると、使い切れずに廃棄、という悪循環に陥ります。

そこで、最低限こう決めておきます。

  • 発注する曜日・タイミングを固定する(例:火・金の週2回)

  • 食材ごとに「ここまで減ったら頼む」基準量を決める

  • 日持ちしない食材は「少なめ+こまめに」発注する

ポイントは、売れ行きを見て少しずつ調整していくことです。最初から完璧を目指す必要はありません。「先週は余った/足りなかった」を毎週ひとつ直すだけで、発注の精度はどんどん上がっていきます。

③ 先入れ先出し&期限管理を徹底する

3つ目は、衛生と廃棄ロスの両方に効く「先入れ先出し(FIFO)」です。

やることはシンプルで、先に仕入れた・先に作ったものから使うだけ。新しい食材を奥に、古い食材を手前に置くようにするだけで、「奥で期限切れ」を防げます。

あわせて、最低限これだけは習慣にしてください。

  • 仕込んだ食材・開封した食材に「日付ラベル」を貼る

  • 消費期限・賞味期限を目で見て分かる状態にしておく

  • 営業前に「今日中に使い切るもの」をサッと確認する

これは食材ロスを減らすだけでなく、食中毒などの衛生リスクを防ぐためにも欠かせない管理です。お店の信用を守る土台だと考えてください。

食材管理は「節約」ではなく「利益づくり」

これまで多くのカフェ開業を支援してきて感じるのは、食材管理が上手なお店ほど、無理なく利益を残しているということです。

食材管理というと「ケチケチすること」のように聞こえるかもしれません。でも実際は逆で、ムダを減らした分、良い食材にお金をかけられるようになります。結果として、料理の質も利益も上がっていきます。

そして大事なのは、最初から完璧な仕組みを作ろうとしないこと。今回の3つを「習慣」にしてしまえば、特別な手間をかけなくても、自然とロスの少ないお店になっていきます。

まとめ:まずはこの3つから始めよう

最後に、カフェの食材管理で最低限やるべきことを整理します。

  1. 在庫を「見える化」する(定位置+写真記録)

  2. 発注のルールを決める(タイミング・基準量を固定)

  3. 先入れ先出し&期限管理を徹底する(日付ラベル+FIFO)

どれも、特別な道具やシステムは必要ありません。「仕組みにして、毎日くり返す」ことが何よりの近道です。

食材管理は地味な作業ですが、ここを整えるだけで、利益も衛生も、そしてお店の安定感も大きく変わります。

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